責任あるジュエリー作り

ヘルシンキにあるカレワラジュエリー工房は、ヨーロッパで最もモダンなものの一つです。エネルギー効率の良いLED照明を使用しており、使用している電力は風力発電および工場の屋根に設置された太陽光パネルによって生産されたものです。

プロセス水の処理システムの技術を更新し、最新の真空蒸留法へと移行しました。工房内には、ジュエリー製造の各段階で発生するプロセス水から化学物質と金属を非常に正確かつエネルギー効率良く分離する最先端の設備があります。浄化された水の一部を下水システムに放出し、一部を製造プロセスに再循環させます。これにより、下水システムを清潔に保ち、工場の水使用量を削減しています。

ジュエリーの製造に使用する貴金属のリサイクル率は高く、ゴールドは100％、シルバーは99％以上、ブロンズも一部リサイクルされています。

リサイクルされた原材料からのジュエリー製作は、新しい原材料を使用する場合と比べて、自然資源をはるかに少なく消費します。リサイクルされた貴金属の使用に加え、、製造過程で発生する貴金属廃棄物も厳密に回収しています。全ての貴金属廃棄物はリサイクルされ、 研磨工程で発生する金属ダストでさえも、再利用のために精製されます。

カレワラの責任と目標について詳しくお読みください。

カレワラは継続的な製品開発を行っており、新しいサステナブルなソリューション、材料、方法を模索しています。

現在、バイオベース素材の可能性をテストしています。その一例が、フィンランドの会社 Brightplus の再生可能で革新的なバイオマテリアルをジュエリーに取り入れた Nolla ジュエリーシリーズです。

バイオマテリアルは、麻、サトウキビ、マメ科植物などの植物由来の原料から作られています。ジュエリーに使用されるプラスチックに似た新しいバイオマテリアルは、フィンランドで開発された再生可能な原材料でできたもので、そのライフサイクルの終わりに環境に有害な長寿命のマイクロプラスチックを残さないものです。

３つの色も自然に由来するもので、ブラックは煤（すす）、ブルーはホソバタイセイの花、グリーンは金属酸化物から抽出されたものです。デザイナーのインスピレーションは、フィンランドの絶滅危惧の花、その中でもLehtoängelmä（カラマツソウ属の植物）から来ています。

カレワラはフィンランド国内での自社製造のため、サプライチェーンにおけるパートナーの数が限定されており、パートナー企業には厳しい基準が設けられています。カレワラは、法律が統一されており、監視も容易なフィンランド国内およびヨーロッパの供給業者を優先しています。

カレワラジュエリーのコンポーネント、例えばチェーンやロックシステムなどは、フィンランド国内およびヨーロッパの信頼できる長期的なパートナーから調達しています。

カレワラのジュエリーに使用されるダイヤモンドは、キンバリー協定にコミットし、Responsible Jewelry Councilのメンバーである信頼できるパートナーから供給されたものです。これにより、ダイヤモンド鉱山からダイヤモンドジュエリーの購入者に至るまで、責任あるサプライチェーンが保証されます。

ラボで育てられたダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと同じ特性を持ち、見分けることはできません。私たちが使用しているラボダイヤモンドには、製造方法を証明する独自のマーキングがあります。

ラボで育てられたダイヤモンドは一般的に、採掘されたダイヤモンドに代わる、倫理的かつ環境に優しい代替品と見なされています。これには、採掘されたダイヤモンドの鉱山活動が環境や地域社会に与える影響などが影響しています。一方で、ラボダイヤモンドの育成にはそれ相応のエネルギーが必要です。カレワラのリングに使用されるラボグロウンダイヤモンドはヨーロッパで製造されています。

カレワラが使用しているジュエリーボックスやオンラインショップでの配送に使用される梱包材は、FSC認証を受けた段ボールで作られています。梱包材が環境的、社会的、経済的利益を生み出す適切に管理された森林から調達されたものであることを保証します。