Designer
Taru Harmaala Chaloff
自然と彼女自身との強い繋がりを感じさせる Taru Harmaala Chaloff のデザイン
金細工職人でもある Taru Harmaala Chaloff(タル・ハルマーラ・シャロフ)にとって、ジュエリーは自己表現の手段であり、すべてのジュエリーには深い意味があります。タル・ハルマーラ・シャロフは自身のデザイン哲学について次のように語ります。「わたしは自分の環境と経験からインスピレーションを得ています。わたしのデザインするジュエリーの背後にあるストーリーは、その形や表面のパターンに見ることができます。新しいものや素材、実装方法にとてもわくわくするので、伝統的なものと偏見なく併用します。わたしにとってデザインのプロセスとは、好奇心を満たす継続的な発見の旅であり、また、周りの世界と向き合うわたしなりの手段です。」
「わたしにとってデザインのプロセスとは、好奇心を満たす継続的な発見の旅であり、また、周りの世界と向き合うわたしなりの手段です。」
タル・ハルマーラ・シャロフは、自然との強い関係を表現した数多くのジュエリーシリーズをデザインしました。最新のジュエリーシリーズは Nolla という名の、革新的な素材の使用がデザインの一部となったもの。シリーズのデザインには、バイオマテリアルの開発・製造を行うフィンランドのブライトプラス社が携わりました。
「"Nolla"ジュエリーシリーズのインスピレーションは、フィンランドの絶滅危惧の花、その中でも、花のラインと重なりが美しいLehtoängelmä(カラマツソウ属の植物)から来ています。わたしは自然の変化についてよく考えます。どれだけが消え、代わりに何がその場所に来るのか。そして消えたものは、その置き換えられたものに反映されるのか、と。このジュエリーシリーズで新しいバイオマテリアルを試すことは自然な流れであり、また同時にわくわくするものでした。」
Taru Harmaala Chaloff によるジュエリーシリーズ
Nolla
Nollaジュエリーシリーズは再生可能で革新的なバイオマテリアルをカレワラにもたらしました。Nolla ジュエリーは、100%リサイクルされたシルバーとフィンランドで開発された植物由来のバイオマテリアルで作られています。タル・ハルマーラ・シャロフがデザインしたジュエリー シリーズは、フィンランドの絶滅危惧種の花、特にLehtoängelmä(カラマツソウ属の植物)からインスピレーションを得ています。
Kaiho
Kaiho(カイホ)ブレスレットの彫刻的で美しい模様のパーツは、古い写真フレームからインスピレーションを受けました。
Louhetar
タル・ハルマーラ・シャロフは、ほぼ1000年前のフィンランドの祖先が身に着けていた衣装のバックル、チェーンホルダー、ナイフのハンドルを飾っていた精巧なリボン編みの構成から、Louhetar(ロウヘタル)のジュエリーのインスピレーションを得ました。その古代の美しさは今でも私たちを魅了します。
Haltija
いつの時代も、喜びも悲しみも森の木々に託されてきました。森は耳を傾けてくれますが、答えを教えることはありません。多くの人が今でも森の中で安らぎと自然とのつながりを見つけます。森の精霊である Haltija(ハルティア)は、あなたの毎日に魔法のような美しさをもたらします。